2020年10月2日
土質試験とは、土質調査が現場で行われるのに対し、現場で採取した土を室内で土質試験が行われるものが多い。
土質試験には、土の分類を判別するものと、土の力学的性質を求める試験がある。
<土の判別分類>
┣ 土の含水比試験・・・土の含水量を求める試験で、一般には含水比で表します。
現場で採取した土の土粒子の質量と、水の質量を測定します。
採取した土の質量をはかり、乾燥炉(温度110±5℃)によって水分を蒸発させます。蒸発した水の質量÷残った土の質量×100が、含水比となります。
┣ 土の湿潤密度試験
┣ 土粒子の密度試験・・・土塊を構成する土粒子群(無機物や有機物)の単位体積当たりの質量を言い、この値は土塊中に含まれる間隙比や飽和度、乾燥密度などといった基本的な土の性質を求めるのに利用されます。
┣ 相対密度試験
┣ 土の粒度試験・・・文字通り土の粒度を試験し、その土が粗粒土(砂質土)なのか細粒土(粘土)なのかが判明します。
┣ コンステンシー試験・・・土の液性限界、塑性限界を調べる試験。コンステンシー特性は、材料土としての判別に役立ちます。