土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

コンクリートとコンクリートの材料について

コンクリートは、セメント、水、細骨材、粗骨材、混和材料から構成されます。
コンクリートの構成材料を体積で占める割合は、粗骨材、細骨材、水、セメント、混和材料の順番になります。

セメント・・・ポルトランドセメント、混合セメント、特殊セメントなど。
セメントの主な原料は,石灰石,粘土,けい石,鉄原料,せっこうとなります。

骨材・・・細骨材(川砂、山砂、砕砂など)と粗骨材(砕石、砂利など)に分けられます。
モルタルやコンクリートの中心となる材料のことです。骨材は、コンクリートの体積の約7割を占めるため、コンクリートの品質や性質に大きな影響を及ぼします。
・細骨材・・・10mmのふるいを全部通り、5mmのふるいを質量ベースで85%以上通過する骨材。
・粗骨材・・・5mmのふるいにかけた際に質量ベースで85%以上とどまる骨材。粗骨材の最大寸法

水・・・練り混ぜる水はきれいなものが良いです。

混和材料・・・混和材と混和剤に分けられます。
混和材料とは、コンクリートの性質を改善したり、特殊な性質を与えるために混合する材料です。JIS A 0203(コンクリート用語)では,「セメント、水、骨材以外の材料で コンクリートなどに特別の性質を与えるために 打込みを行う前までに必要に応じて加える材料」と定義されています。

・混和剤は少量しか入れず、コンクリートの仕上がり量に算入されません。
AE剤、AE減水剤など。

・混和材は、使用量が多く、コンクリートの仕上がり量に算入されます。
フライアッシュ、高炉スラグ微粉末、シリカヒューム、石灰石微粉末、膨張材など。



<コンクリートの種類>

・フレッシュコンクリート
→ コンクリートの材料を混ぜ、練合せ直後から凝結するまでの、「まだ固まらない状態にある」コンクリートです。

・硬化コンクリート
→ 硬化コンクリートに関しては、具体的な定義がありません。通常は凝結したコンクリートのことです。

<コンクリートの性質を表す用語>

・コンステンシー
・ワーカビリティー
・プラスティシティ
・フィニッシャビリティー
・スランプ