土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

掘削機械/ショベル系掘削機について

ショベル系掘削機械について、

ショベル系掘削機械には、パワーショベル、ドラグショベル(バックホー)、ドラグライン、クラムシェル、バケット掘削機、トレンチャーなどがあります。

一般的に掘削を目的とする機械で、下部の走行装置と上部の旋回体とブーム先端に工事に応じた作業装置(フロントアタッチメント)からなります。
アタッチメントは施工目的によって交換します。
上部の旋回体は株の走行装置に対して360度旋回できる構造です。



┣ パワーショベル
機械の位置よりも高い位置の掘削作業に適した建設機械です。
比較的固い地盤の土砂や破砕された岩石の掘削、山の切り崩しなどに適しています。

┣ バックホウ
バケットが運転手の方を向いているため、機械の位置よりも低い位置の掘削作業に適しています。
水中掘削も可能。

ユンボというのは、フランスのシカム社が販売していた油圧ショベルの商品名になります。

┣ クラムシェル
クラムシェルバケットをワイヤでつり、口を開いた状態で落下させ、土砂をつかみ取る掘削機で、狭い場所を深く掘る場合やなどに適しています。
比較的 柔らかい地盤に適しています。
油圧式と機械式があります。

┣ ドラグライン
ブームの先に吊るしたバケットを掘削部分に投げ入れ、別のロープで手前に引き寄せながら土砂を掘削する機械。機械自体を移動させることなく、広範囲の掘削が可能です。水中掘削や軟弱地盤の改修工事など浅く広い範囲に適しています。

<ショベル系掘削機を使用する上で留意すること>
・バケットの詰め先を尖らせておくと、掘削部分へのくい込みが良くなるため、よく手入れしておくことが施工速度を速くします。
・ショベルの掘削作業は機械の足元に水が溜まらないように登り勾配で行うとよい。
・バケットに掘削部分にくい込ませたまま機体を後退させるのは危険が伴うため、後退しながらの掘削は行わない。
・バケットを左右に振って地ならしなどを行わない。
・機会を運搬する際、運搬車(トレーラー)へまっすぐ走行して積み込む。斜路にて方向操作を行わない。