土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

鉄筋のガス圧接

ガス圧接とは、接合する部分を溶融もしくはそれに近い温度まで加熱し、圧を加えて接合する方法です。
鉄筋の圧接にには「ガス圧接」もしくは「電気圧接」によるものが主流です。

◆ ガス圧接継手
圧接とは、接合する両端面を十分に清掃し、突き合わせて加圧しながら接合部を加熱し、接合部を溶かすことなく赤熱状態で膨らみを作って接合する工法です。
 ガス圧接継手は一般的には重ね継手よりもコンクリートの重点性は良いが、両端面の清掃状態や遺物の付着、加圧の温度などにより接合強度に影響を及ぼすため、細心の注意が必要です。



施工上の留意点

┣ 施工者は圧接施工会社の鉄筋継手管理技士または圧接継手管理技士など、圧接工の氏名、写真、資格番号などを監理・責任技術者にあらかじめ文書で提出し承認を得る。
┣ 圧接工以外の補助員も圧接作業に必要な知識を持った経験者でなければならない。
┣ 圧接する鉄筋両端部に汚れなどは付着している場合は、汚損等を取り除くためにディスクグラインダーで端面を詮索除去する。
┣ 技量資格者は両端の圧接面が直角、平滑であるかどうかを施工当日の圧接作業直前に確認する。
┣ ガス圧接の合否判定基準は圧接部の膨らみの部分が原則として鉄筋径の1.4倍以上でなければならない。
┣ 圧接端面同士が密着するまで還元炎で加熱する。
┣ 圧接部の検査は外観検査および超音波探傷検査によって行う。
┣ 外観検査で不合格となった場合は、再加熱して修正し、再度外観検査を行う。
┣ 圧接面のずれが規定値を超えた場合は圧接部を切り取って再圧接する。
┣ 超音波探傷検査で不合格になった場合は圧接部を切り取って再圧接し、再度外観検査と超音波探傷検査を行う。