土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

環境保全計画の基本

土木工事を行うにあたって、近隣住民や近隣環境への配慮も怠ってはいけません。
近隣環境への考慮についても施工計画にしっかりと盛り込みます。

┣ 公害問題・・・騒音、振動、大気汚染、粉じん、ばい煙、水質汚濁、土壌汚染など。
┣ 交通問題・・・工事車両が往来することによる沿道の障害など。
┣ 現場近接地への影響・・・住宅地など、工事による悪影響が及ばないか。

各種環境問題を規制する法令

騒音・・・騒音規制法
振動・・・振動規制法
ばい煙、粉じん・・・大気汚染防止法
水質汚濁・・・水質汚濁防止法
土壌汚染・・・土壌汚染防止法

などがあります。



環境保全計画と対策
┣ 環境問題対策については、土木工事を始める前に地元住民と話し合いにより、コミュニケーションを図り、工事の説明会などを開き、工事内容をよく理解してもらうことが重要です。
┣ 施工に伴う公害をあらかじめ予測し、その対策を検討し準備しておく必要があります。
┣ 公害について、施工前と施工後の対比測定データをしっかりと取っておく。
┣ 法令による規制がないものでも、公害となりうることもあります。近隣の環境が悪影響を及ぼさないように細やかな対策を講じなければなりません。
┣ 工事材料の選定について、再利用・再生利用できるものは、建設リサイクル法に基づき使用する。
┣ 使用する機械はCO2の排出抑制に配慮したものを利用する。
┣ 土砂の運搬などでは粉じんなどの飛散防止のために荷台にシートをかけたり、現場の土を持ち出さないように、タイヤについた土、泥を除去するなど配慮する。
┣ 現場近隣の住宅に粉じんなどの飛散することが予測できる場合は、防塵ネットなどを設置する。