土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

運搬機械(スクレープドーザ・スクレーパ)

土工機械のうちで、運搬機械にあたるものは、ダンプトラック、ブルドーザ、スクレーバ、スクレープドーザなどがあります。

1.ダンプトラック
ご存じのダンプトラックですが、一般に天候に影響を受けることなく使用できる機械です。
ダンプする向きによって分類され、リヤーダンプ、サイドダンプ、ボトムダンプ、リフトダンプなどがあります。

2.ブルドーザー
建築機械の代表といってもいいブルドーザ。トラクタにドーザ(前方に付いている土工板、排土板)という土工装置を取り付けたもので、強力な けん引力があります。。
一般的にはブルドーザは、クローラ(キャタピラ)式となります。

<用途>
土を削る、押す、均す、集める、締固めなどに使用されて、前方のアタッチメントの種類により、さまざまな作業を行うことが可能です。
メーカーにより操縦方法が変わると危険が伴うため、操縦方法の標準化がはかられています。



<ドーザの種類>
ストレートドーザ・・・進行方向に直角に取り付ける土工板。重掘削作業に向いています。
アングルドーザ・・・進行方向に25°前後の角度を持たせており、敷きならし作業に適している。
チルトドーザ・・・土工板の左右の高さを変えることができるため、溝堀、切削、固い地盤の土の掘削に向いている。
Uドーザ・・・土工板がU型のもの。
その他、レ-キドーザ、トリードーザ、バケットドーザ、リッパドーザなどがあります。

3.スクレーパ
スクレーパとは、1台で掘削、積込、運搬、散土、捨土、敷きならしといった一連の土工作業を行うことが可能な機械です。
作業範囲の広い機械で、住宅地やゴルフ場などの土地造成など、大規模土工にはスクレーパでの作業が有効です。

スクレーパには、自走式のもの(モータスクレーパ)と、被けん引式のもの(キャリオールスクレーパ)があります。
被けん引式スクレーパは履帯式トラクタでけん引するため、軟弱地、不整地、勾配のある地形などでの使用に適しています。

4.スクレープドーザ
スクレープドーザは、スクレーパ本体と履帯式ブルドーザを装着したような構造です。
掘削・積込・運搬・敷均などの作業はスクレーパとほぼ同じです。クローラ式のため、軟弱地での作業も可能。