コンクリート舗装用機械

コンクリート舗装用機械について

コンクリート舗装の施工方法には、セットフォーム工法とスリップフォーム工法があります。

◆ セットフォーム工法・・・路盤上あるいはアスファルト中間層上にあらかじめ設置した型枠内のレール上を走行しながらコンクリートを舗設する工法。
・普通コンクリート版の施工に一般的に行われる。日本では主流の施工方法です。
・型枠は十分成層し、変形しない堅固な構造にし、施工中（コンクリートの打設中）に動かないようにしっかりと固定する。
・型枠の取り外し時には打ち込み舗装したコンクリートに損傷を与えないようにする。

◆ スリップフォーム工法・・・型枠を設置しないでコンクリート版を連続的に打設する工法。
・CONの供給、敷きならし、締固め、成型、平たん仕上げなどの機能を搭載した機械を使用する。
・大規模工事に効果を発揮する。
・幅員寸法の変化がない箇所に効果的である。

セットフォーム工法が主流で、この方式により使われる機械として、
・コンクリートスプレッダ
・コンクリートフィニッシャ
・表面仕上げ機
などがあります。

◆ コンクリートフィニッシャ・・・敷き均し、切り慣らし、締固め、仕上げの作業を行う機械。

◆ メッシュインストーラ・・・コンクリート舗装の際に鉄鋼を所定位置まで押し込む機械。

◆ コンクリートスプレッダ・・・供給されたコンクリートを敷きならす機械で、フィニッシャよりも先行して行う。

◆ スリップフォームペーバ・・・複雑な施工上の手順を簡素化するために開発された機械。コンクリートフィニッシャに代わりよく用いられる。