土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

杭打ち機・場所打ち杭用機械

杭打ち機・場所打ち杭用機械について

杭打ち・場所打ち杭の種類には

・オールケーシング工法、・リバース工法、・アースドリル工法などがあります。
各工事で使われる杭打ち用の機械には、
ケーシングチューブ、ハンマグラブ、回転ビット(ドリルビット)、ドリルパイプ、チュービング装置、ケリーバ、表層ケーシングなどがあります。

杭打ち用機械、道具
┣ ケーシングチューブ・・・錐孔または坑井がある深さに掘削されたとき、掘削孔壁の崩壊防止あるいは水止め等の必要に応じて挿入される鋼管。
┣ ハンマグラブ・・・オールケーシング工法において、土砂をつかみ取って掘削・排土する機械。
┣ 回転ビット(ドリルビット)・・・リバース工法において、回転させることにより地盤を切削し、掘削する機械。掘削孔の先端よりサクションポンプまたはエアリフト方式などにより泥水とともに掘削土砂を地上に吸い上げる。
┣ ドリルパイプ・・・ドリルパイプの先に回転ビットに取り付ける。掘削をどんどん進めるパイプ。
┣ チュービング装置・・・オールケーシング工法に用いるケーシングチューブの押込み引抜き機です。
┣ ケリーバ・・・ケリーバは掘削開始の前に、杭心を合わせる機械。その先端に回転バケットを取り付け掘削します。
┣ 表層ケーシング・・・表層部の孔壁を保護する為の杭径以上の大きさの鉄パイプの事。

杭打ち機
杭打機イメージ



<杭打ち機の安全基準について>
◆ 搬入時・荷下ろし等
┣ 平たんで堅固な場所を選んで指定する。
┣ トレーらに歯止めをかける。
┣ 誘導員を置き、よく見える場所で合図・誘導する。
┣ アウトリガーを敷鉄板上に設置する。

◆ 組立
┣ 作業方法、手順を決めて作業指揮者の指揮のものとに行う。
┣ 固定ピンを設置する。
┣ 杭打機は必ず敷鉄板上に設置する。

◆ 倒壊防止
┣ 特に軟弱地盤の場合に平たんかつ堅固な状態にする。
┣ 沈下防止のために敷鉄板などを使用する。
┣ 滑りやすい地盤の場合には、杭、楔(くさび)などで固定する。
┣ 杭打機の走行は低速で行う。

◆ ワイヤーロープ
┣ 摩耗・切断などがないか施工前に確認する。
┣ 10%以上の素線切断、7%以上の直径の減少があるものは廃棄する。
┣ 安全係数が6以上であること。

杭打ち機は 大型の機械となるため、作業員、近隣周辺への安全に注意しなければなりません。
杭打ち機の組立、移動、解体については、作業員を直接指揮する者を指名し、その直接指揮のもとで作業を行わせなければなりません。