2020年5月12日
ポータブルコーン貫入試験とは、土木工事現場で直接行う調査方法である、原位置試験の一つ。
コーン指数を(qc)を求め、トラフィカビリティの判定に利用します。比較的浅い地層で行われる試験です。
<試験方法>
先端に取り付けられたコーン(先端角30°、最大断面積6.45㎠)を1㎝/秒 の速さで人力で静的に土中に貫入させ、そのコーン貫入抵抗からコーン指数(qc)を求めるものです。軟弱地盤の地層構成や厚さ、強度、粘性土の粘着力などをすばやく簡単に求めることができます。主に土工での施工機械のトラフィカビリティの判定、軟弱地盤の比較的浅い地層においての土質調査、盛土の締固め管理、地盤改良の効果の判定、戸建て住宅の地耐力を調査するために用いられます。
コーン指数(qc)が大きいほど、抵抗が大きく強い地盤となります。