土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

レディーミクストコンクリートとは

レディーミクストコンクリートについて




レディーミクストコンクリートとは、整備されたコンクリート製造設備のある工場で混合・練り混ぜし、随時購入できることができる、日本工業規格(JIS)で規定されたコンクリートのことで、生コン(生コンクリート)などともいわれます。
レディーミクストコンクリートの練り混ぜは、固定ミキサを用い、移動式のミキサを用いてはならない。

┣ レディーミクストコンクリート工場を選定する場合は,JISマークを取得した工場から選定する。
┣ 工場のコンクリートの製造能力、運搬能力も調査する。
┣ 運搬時間は練混ぜを開始してから1.5時間以内に打ち込みをしないといけないため、工場の所在地なども考慮に入れる。

生コンクリートイメージ

<レディーミクストコンクリートの材料>
┣ セメント・・・JISに適合するポルトランドセメント(普通、早強、超早強、中庸熱、低熱、耐硫酸塩ポルトランドセメント)。
 または混合セメント(高炉、シリカ、フライアッシュセメント)を使用する。
ただし、普通エコセメントは高強度コンクリートに適用しません。

┣ 骨材・・・JISの附属書Aに適合するレディーミクストコンクリート用の骨材を用いる。(砕石及び砕砂、スラグ骨材(高炉スラグ骨材、フェロニッケルスラグ骨材、銅スラグ骨材、電気炉酸化スラグ骨材)、人工軽量骨材、再生骨材H、砂利及び砂)

┣ 水・・・練混ぜ水は、JISの附属書Cに適合するものを使用する。

┣ 混和材料・・・JISに適合するコンクリート用フライアッシュ、膨張材、化学混和剤、鉄筋コンクリート用防せい剤、高炉スラグ微粉末、コンクリート用シリカフュームを使用する。

┣ レディーミクストコンクリートの練り混ぜは、以前は可動式のミキサでの練り混ぜも認められていましたが、現在は固定式ミキサに限定されています。

┣ レディーミクストコンクリートの運搬は、JIS A 5308規定に従う
 ⇒生産者が練混ぜ(加水)を開始してから運搬車が荷卸し地点に到着するまでの時間とし、その時間は1.5時間以内とする。ダンプトラックでの運搬は1時間以内とする。

<レディーミクストコンクリートの種類>
・普通コンクリート ・軽量コンクリート ・舗装コンクリート ・高強度コンクリートの4つに区分されます。