2020年5月30日
リバース工法とは場所打ち杭の機械掘削の杭工法の一つ。リバースサーキュレーション工法ともいう。
最初に※1)スタンドパイプというパイプを建込み、
回転ビット(ドリルビット)により掘削する工法で、孔内を水で満たし、孔外水位より高い水位(水位差2M程度)を保つことで孔壁の崩壊を防止します。
回転ビットにより切削した土砂は、ポンプにより孔内の泥水を逆循環(逆循環方式)させて排出します。孔内に溜まったスライムなどの沈殿物は、ポンプとトレミー管を直結させて吸い上げます。
孔底処理を行った後は、鉄筋の建込みをし、トレミー管を用いてコンクリート打設を行います。最後にスタンドパイプを抜き取ります。
※1)スタンドパイプ・・・孔壁の崩壊および機械の重量による地盤の崩壊を防ぎます。