2020年6月5日
路盤について
路盤は一番表層の舗装部分と、下層の路床部分の間の部分で、交通荷重を分散し、路床に伝えるという重要な役割を果たしています。
路盤は通常、下層路盤と上層路盤に分けられ、上層路盤には支持率の大きい良質な材料(粒度が小さい粒度調整砕石、再生粒度調整砕石、粒度調整鉄鋼スラグ、水硬性粒度調整鉄鋼スラグ、または、砕石、クラッシャラン、鉄鋼スラグ、砂、スクリーニングス等を)を混合したものを用い、下層路盤には、比較的支持力が小さい経済的に安価な材料を用いるが、下層粘土塊、有機物、ごみ等を有害量含まないようにする。
路盤材料として用いられるもの
┣ 砕石・・・岩石を砕いたもの。
┣ 玉砕・・・角のない玉石、砂利を砕いたもの。
┣ 砕石ダスト・・・砕石を作るときにできる石の粉末で、2.5mm以下の細かい部分です。
┣ スラグ・・・高炉から銑鉄とともに約1500℃の溶融状態で取り出された後、比重差により分離された脈石分で、冷却固化の方法により、徐冷スラグと水砕スラグに分けられます。砕石に比べて一般に軟質。
┣ 砂利・・・最も一般的な路盤材料。粒度にバラつきがあるため、締固めには十分注意しなければならない。