土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

路床の施工について

路床の施工について
構築路床の築造工法には、盛土、安定処理工法、置換工法があり、所要のCBRと計画高さ、良質な土の有無、残土処理の分地などを考慮したうえで、工法を選択する。

┣ 路床は施工前に縦横断測量を行い、均一且つ十分な支持力をもって平たんに仕上げる。
┣ 路床の表面から30cm以内にある木の根や大きな石など、路床の均一性を損なうものは除去する。
┣ 路盤の施工に先立って、路床面または下層路盤面の浮石、その他の有害物を除去しなければならない。
┣ 盛土路床の1層の仕上がり厚さで20cmを超えないように均一に敷均さなければならない。
┣ 仮排水溝を降雨などの排水対策として設ける。
┣ 仕上げ後の支持力は通常CBRで定めるが、路盤表面全体にわたってプルーフローリングをすることが望まれる。
プルーフローリングとは、承諾をうけたゴム輪車輌で、路床を走行し、路床面のたわみを観察すること。



路床の施工

①置換工法・・・路床の一部または全部が不良土であった場合、良質な材料に置き換える工法。CBRが3以上となるようにする。
┣ 置換のために掘削を行う際、掘削面以下の層を乱さないように施工する。
┣ 一層の敷均しの厚さは、仕上がり厚で20cm以下とする。
┣ 置換部分は構造物などに沈下などの影響がないように、十分に締め固めなければならない。

②安定処理工法・・・路床土と石灰・セメントなどの安定材を混合して路床の支持力を改善する工法。(砂質土にはセメント、粘性土には石灰が適しています。)
┣ 現状路床の不陸をなくす。
┣ ロードスタビライザなどの混合機械を用いて混合する。ムラのないように混合し、ムラが生じた場合は再混合する。
┣ モータグレーダなどによる敷き均しを行い、タイヤローラなどで締め固める。

◆ 路床の施工管理
置換・安定処理・盛土などの路床を構築する場合、締固め度などを管理する有効な手段としてプルーフローリング測定が義務付けられている。