路床とは、アスファルト舗装やコンクリート舗装などの舗装部分より下の厚さ約1メートルの土の部分をいいます。
盛土においては、盛土仕上がり面より、切土部においては、掘削した面よりそれぞれ約1メートル下の部分が路床となります。
※路床の土が地下水とともに路盤に侵入するのを防ぐため、遮断層を設けますが、その遮断層も路床に含まれます。
┣ 構築路床・・・地下排水を促進、路床の凍結融解の緩和、道路占用埋設物への交通荷重の影響緩和、施工効率向上などの目的で路床を改良し、均一な支持力を有するように構築した路床。
┣ 路床の役割・・・路床の役割はその上の舗装などと一体になって交通にかかる荷重を支持すること。変形しにくく、水による膨張や軟化しにくいことが必須条件。
◆ 路床の判定
┣ CBR試験により判定。
┣ CBR試験とは、地盤の支持力の大小を調べる試験で、盛土路床では路床土となるべき土取場より土(試料)を採取して試験を行う。
┣ アスファルト舗装の厚さを決定する設計CBRは路床土がほぼ同じ区間内で道路延長方向と路床の深さ方向について求めたいくつかのCBRの値から極端な値を省き、それらを代表するように決める。
路床の施工
◆ 構築路床の施工方法には、盛土、安定処理工法、置換工法があり、所要のCBRと計画高さ、良質土の有無などの条件から工法を選定する。