2020年7月16日
深層混合処理工法(DCM工法)とはセメントまたは、石灰などセメント系固化材と現地盤の土とを、施工機械を使って強制的に混合攪拌し、円柱状、または全面的に地盤を改良して強度を増し、沈下やすべり破壊や液状化を防止する工法です。
住宅などの地盤補強でもっとも採用されている工法です。
CDM工法・・・CementDeep Mixing : スラリー化したセメント系固化材を軟弱地盤に注入し、軟弱地盤とともに撹拌混合し、原位置で所定の強度に化学的に固化する機械撹拌式の深層混合処理工法です。
<2種類の反応>
・セメントと水の水和反応により、針状結晶のエトリンガイドが生成される。
・水和生成物が粘土鉱物とボゾラン反応を起こし、板状結晶が生成される。
それにより、改良土が作られます。
陸上CDM、海上CDMなどがあり、堤防、岸壁、河川運河の施工にも用いられます。
安定した基礎地盤が得られ、空港などの大規模開発にも用いられる工法です。
設備が大掛かりになってしまうため、小規模の工事には不向きです。