1級土木施工管理技士の学科試験では、土工は15問出題され、そのうち12問を選択し、回答する必要があります。
全問題の約18%を占めるため、抑えておくべき分野だと思います。
私の経験上、試験勉強はしやすかったです。土工の分野の知識は、土木工事において、どこにでも使うことができる知識であり、これまでそのような土木工事に携わっていなくとも、今後何らかのカタチで携わることがあると思いますので、その時の想定をして1級土木施工管理技士の試験を良い機会だと思い、勉強すれば良いかと思います。
┣ 標準貫入試験・・・求められるもの:打撃回数 N値 / 試験結果の利用:土の硬弱と締まり具合の判定
┣ ポータブルコーン貫入試験・・・求められるもの:コーン指数 / 試験結果の利用:トラフィカビリティの判定
┣ 平板載荷試験・・・求められるもの:地盤反力係数 K値 / 試験結果の利用:道路舗装の設計、締固めの施工管理
┣ 弾性波探査・・・求められるもの:地盤の弾性波速度 / 試験結果の利用:地層の種類、性質、成層の状況など
┣ 単位体積質量試験・・・求められるもの:湿潤密度、乾燥密度 / 試験結果の利用:締固めの施工管理
高含水比にある材料や強度不足にある盛土材料を使う場合は、「天日乾燥(ばっ気乾燥)」などによる「脱水処理」や、石灰やセメントなどの固化剤を利用して安定処理を行うことが一般的です。
土質改良方法について一般に石灰・石灰系固化剤やセメント・セメント系固化剤が用いられれます。
石灰の場合、作業中に粉塵が飛散する恐れがあるため、「風速・風向」に注意し、極力飛散の発生を抑える。また、防塵マスク、メガネの着用をする。
石灰と土との反応はかなり緩慢であるため、十分な養生機関が必要です。
・石灰と土との反応が緩慢なため、十分な養生機関が必要。
・石灰と土との混合の良し悪しが効果に影響を与えるため、十分な混合をする。
・粉塵が発生する恐れがあるため、風向き、風速を考慮してできるだけ飛散を抑える。
・作業員には、マスク、防塵眼鏡を装着させる。
・生石灰による処理は水和熱が大きいため、発熱による火傷に注意が必要です。
・施工中、排水に十分留意し、表面が乾燥する時は散水する。
・締固めは含水量を最適地付近に調整する。
・粘性土の塊がある場合は、よく粉砕してから混合する。
┣ 基礎地盤が急な勾配である場合、段切りを行うことにより、盛土とのなじみを良くする。
┣ 雑草や切り株を伐開除根して腐食沈下を防ぐ。
┣ 盛土基礎地盤はできるだけ平たんに仕上げる。
┣ 盛土内に湧水などがある場合は、侵入しないように地下排水管や、排水溝を設ける。
┣ しまった盛土を築造するためには、薄層で、丁寧に敷きならす。
┣ 高まき出しで敷きならすと、締固めが不十分になり不動沈下の原因などになる。
┣ 敷きならす材料は最適含水比に近づける。
┣ 盛土は全体を均等に締め固める。
┣ 狭い箇所の盛土は締固めが不十分になるので、小型締固め機で入念に締め固める必要があります。
┣ 法面の保護方法には「植生」によるものと、「構造物」によるものがある。
┣ 植生工は、高架下や橋の下などでは「日光」「雨」があたらず、機能しないまた、植物が育ちにくい「冬期」の施工を避ける。
┣ 表層排水工法・・・盛土を施工する前の地表面に排水溝(トレンチ)を施工し、地表の水を排除することによってトラフィカビリティを確保する。
┣ サンドマット工法・・・厚さ0.5~1.2m程度の敷砂(サンドマット)を軟弱地盤上に施工し、上部の排水を行う。
┣ 敷設材工法・・・さだ、竹わく、化学繊維シート、樹脂ネットなどを敷設し、その剪断力及び引張力を利用し、支持力の向上を図る。
┣ 表層混合処理工法・・・生石灰・消石灰・セメントなどの固化材を軟弱土に混合し、その化学反応により安定処理を行う。
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