土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

粗骨材の最大寸法

粗骨材、の最大寸法とは、粗骨材の大きさを示す値。構造物の種類や大きさ、施工方法や求められる品質に応じて適切な寸法を選ばなければいけません。

骨材は通常、大小の粒が入り混じっており、一粒ずつ寸法を測ることは時間を要し、現実的に不可能なため、ふるいを使って寸法を定めます。決まった目のサイズのふるいにかけ、測ります。

ほとんど全部がふるいの目を通る。→ 最大寸法。
ほとんど全部がふるいの目の上にとどまる。→ 最小寸法。

ほとんど全部とは、90-95%程度である場、わが日本国では次のように定められています。



┣ 粗骨材の最大寸法:骨材が重量で90%以上通るふるいのうち、ふるい目の開きが最小のものの呼び寸法で示される粗骨材の大きさ
┣ 粗骨材の最小寸法:骨材が重量で95%以上とどまるふるいのうち、ふるい目の開きが最大のものの呼び寸法で示される粗骨材の大きさ

例えば、
40mmの目のふるいを90%以上通り抜け、20mmの目のふるいを95%以上 ふるいの目の上に留まっていたら、この骨材の最大寸法は40mmとなります。

・コンクリートを作る上で、最大寸法の大きい骨材を使うことは経済的には良いが、大きすぎてしまうと、練り混ぜや施工で支障をきたし、分離などの原因にもなります。また、鉄筋の寸法によっても充填の面で問題となります。
構造物の種類や施工方法などを鑑み適した骨材寸法を定めます。