2020年7月7日
土留め支保工
┣ 切土面にその箇所の土質に見合った勾配を保って掘削できる場合を除き、掘削深さが1.5mを越える場合は、原則として土留工を施すこと。(深さ4メートルを超える場合は杭、矢板などを用いる)
┣ 土留め支保工は、過大な掘削により、想定外の荷重がかかり、変形や位置ずれが生じ、安全性が損なわれないよう十分注意する。十分な強度を有するものとする。
┣ 土留や矢板は 根入れ 応力 変位の安全対策をするほか、土質に応じてボイリングやヒービングの検討を行い安全であることを確認する。
切りばり
┣ 切りばりには原則として継手を設けてはならない。
┣ 切りばりの継手には十分安全な強度をもつ突合せ継手とし、ジョイントプレートなどで補強する。
┣ 切りばりを腹おこしの間に接続し、ジャッキ等をもって堅固に締めつける。また、ゆるみ等を生じても落下することのないよう中間杭やボルト等によって緊結する。
┣ 中間杭を設置する場合は中間杭相互にも水平連結材を取り付け、これに切りばりを緊結固定すること。
┣ 切りばりのサポート等の方式を決定し、腹おこしに対し直角かつ水平に設置すること。
腹起し
┣ 腹おこしの継手間隔は6メートル以上の長さが望ましい。
┣ 腹起しの継手はできるだけ切梁の近くに配置する。剪断力に対して十分な強度があるかを確認する。
┣ 腹起しと切り張りの継手部分には当て板を用いる。
火打ち
┣ 火打ちとは、腹起しを補強する目的で用いられ、火打ちを施工することで切梁の水平間隔を広くできます。火打ちを切梁に取り付ける場合は、必ず左右対称に取り付ける。
土留め支保工の撤去
┣ 周辺の地盤をゆるめたり、地盤沈下の原因とならないよう十分検討しなければならない。