土木とは何でしょうか?土木施工には土質の調査、盛土、法面、軟弱地盤の改善、コンクリート、河川などたくさんの施工があります。このページでは土木、土木施工について少しでも皆さんに知っていただきたく、基礎的な知識を掲載していきます。是非お役立てください。

軟弱地盤対策の種類(表層処理工法、サンドマット工法、表層混合処理工法)

軟弱地盤とは、含水比が適切ではないN値が5以下の支持力のない地盤の事である。軟弱地盤対策とはこういった支持力のない地盤に支持力を持たせ、地盤を安定させるために行う工法です。




軟弱地盤対策工法として、次のようなものがある。

表層処理工法・・・表層排水工法、サンドマット工法、敷設材工法、浅層混合処理工法
⇒〇粘性土、〇有機質土、〇せん断変形の抑制、〇強度増加の促進、〇滑り抵抗の付与

置換工法・・・掘削置換工法、強制置換工法
⇒ 〇粘性土、〇粘性土砂質土の互層、〇有機質土、〇沈下量の減少、〇せん断変形の抑制、〇滑り抵抗の付与

押え盛土工法・・・押え盛土工法、緩斜面工法
⇒ 〇粘性土、〇粘性土砂質土の互層、〇有機質土、〇せん断変形の抑制、〇滑り抵抗の付与

緩速載荷工法・・・漸増載荷工法、段階載荷工法
⇒ 〇粘性土、〇粘性土砂質土の互層、〇有機質土、〇せん断変形の抑制

載荷重工法・・・盛土荷重載荷工法、大気圧載荷工法、地下水低下工法
⇒ 〇粘性土、〇粘性土砂質土の互層、〇有機質土、〇圧密沈下促進、〇強度増加促進

バーチカルドレーン工法・・・サンドドレーン工法、ボード系ドレーン工法
⇒ 〇粘性土、〇粘性土砂質土の互層、〇有機質土、〇圧密沈下促進、〇せん断変形の抑制、〇強度増加促進

サンドコンパクション工法・・・サンドコンパクションパイル工法(締固め砂杭工法)
⇒ 〇粘性土、〇砂質土、〇粘性土砂質土の互層、〇有機質土、〇圧密沈下促進、〇沈下量減少、〇せん断変形の抑制、〇滑り抵抗の付与、〇液状化の防止

締固め工法・・・振動棒工法、動圧密工法
⇒ 〇砂質土、〇沈下量減少、〇滑り抵抗の付与、〇液状化の防止

固結工法・・・深層混合処理工法、生石灰パイル工法、薬液注入工法
⇒ 〇粘性土、〇砂質土、〇粘性土砂質土の互層、〇有機質土、〇沈下量減少、〇せん断変形の抑制、〇強度増加促進、〇滑り抵抗の付与、〇液状化の防止

構造物による工法・・・矢板工法、打設杭工法、スラブ工法、カルバート工法
⇒ 〇粘性土、〇砂質土、〇粘性土砂質土の互層、〇有機質土、〇沈下量減少、〇せん断変形の抑制、〇滑り抵抗の付与

軟弱地盤
軟弱地盤による沈下のイメージ

<表層処理工法>

表層処理工法とは、地盤の地表面が軟弱な場合に用いられる工法で、排水、敷設材、安定処理などで地表面の強度を増加させる工法です。

┣ 表層排水工法・・・盛土施工前の地盤にトレンチ掘削し、地表水を排除し、同時に地盤表層部の含水比を
低下させ、施工機械のトラフィカビリティを確保するものである。★トレンチ(透水性を高めるための溝。良質の砂、砂礫などで埋戻しすることもある。)

┣ サンドマット工法(敷砂工法)・・・軟弱地盤上に厚さ0.5~1.2m程度のサンドマット(敷砂)を施工して、上部の排水層の役割を果たすもの。機械に必要なトラフィカルビリティを確保する。

┣ 敷設材工法・・・敷設材としては竹枠、ジオテキスタイルなどが用いられ、敷設する材料のせん断力および引張力を利用して施工機械のトラフィカルビリティを確保する工法。

┣ 表層混合処理工法・・・表層部分の軟弱な地盤であるシルト・粘土と添加材・固化材(セメントや生石灰、消石灰等)とを攪拌混合することにより安定改良し、地盤の安定やトラフィカビリティーの改善等を目的とした工法。
⇒ 生石灰を使用する場合には水和熱(発熱)による火傷などに注意が必要です。
⇒ 土と石灰との反応は緩慢なため十分な養生期間が必要です。

┣ 置換工法・・・軟弱層を良質な砂で置き換える工法。比較的施工が容易で短期間に軟弱層を処理できる工法。
⇒ 十分な締固めを行う必要があります。